M5AtomS3R CAMの概略を「AtomS3R Cam」に示します。
工場出荷時のファームウェア機能
工場出荷時のファームウェアには、UVC機能とWi-Fi転送機能の両方が含まれています。 UVC機能は、パソコンとM5AtomS3R CAMを直接USB接続し、「カメラ」アプリを起動するだけで次にようにカメラ画像が表示できます。
またWi-Fi転送機能は、M5AtomS3R CAMでWiFiアクセスポイントモードが動作し、携帯端末よりSSID「 AtomS3R-CAM-WiFi」に接続し(パスワードは必要なし)、ブラウザから「192.168.4.1」と入力するとブラウザ上に次の画面が表示されます。撮影されたカメラ画像がキャプチャあるいはストリーミングできます。
開発環境の構築
M5AtomS3R CAMのプログラム開発はArduino IDEを使用します。詳細については、「M5AtomS3R Program Compilation & Upload」を参照します。
- メニュー「ファイル」 →「 環境設定」 を選択し、「追加のボードマネージャのURL 」次のURLを設定します。
- サイドバーで開発ボードマネージャを選択し、「M5Stack」を検索してインストールをクリックします。
- インストールが済むと、ボードリストから「M5AtomS3R」が選択できるようになります。
- メニューから「スケッチ」→「ライブラリをインクルード」→「ライブラリを管理」を開き、次のようにライブラリ「M5AtomS3」 をインストールします。
https://static-cdn.m5stack.com/resource/arduino/package_m5stack_index.json
ファームウェアの書き込みについて
内蔵の緑色のLEDが点灯するまでリセットボタンを長押し(約2秒)してから離すと、デバイスはダウンロードモードになり、書き込み待機状態になります。