KiCadで作成した基板の3DモデルをFusion360にインポートします。「KiCadで作成した基板をJLCPCBに発注」でKiCadで基板で作成ました。
Fusion360にインポート
KiCadで作成した3DモデルをエクスポートしてFusion360にインポートし、KiCadのシルク画像を取得して3Dモデルに張り付けます。KiCadからのインポートについては、「KiCadで作成した3DモデルをFusion360にインポート」ですでに行いました。
- PCBエディタで「表示」メニュー→「3Dビューアー」を選択します。
- 3Dビューアーの「設定」メニューを次に示します。
- 「設定」メニューの「その他の3Dモデル表示の切り替え」のチェックを外し、「ファイル」メニューの「現在のビューをPNGとしてエクスポート」を選択してシルク画像を出力します
- KiCadのPCBエディタのファイルメニューから「エクスポート」→「STEP」を選択し、表示されたダイアログで「エクスポート」ボタンをクリックすると、STEP形式で3Dモデルファイルがエクスポートされます。
- Fusion360で「ファイル」をクリックして「開く」を選択し、表示されたダイアログで「マイコンピュータから開く」を選択し、エクスポートしたSTEP形式で3Dモデルファイルを選択します。
- Fusion360でコンポーネントをすべて選択し、右クリックして表示されたメニューより「剛体グループ」を選択します。
- Fusion360で同じメニューから「移動/コピー」を選択し、座標x、y、z、を「0」に設定すると原点にコンポーネントが移動します。
- Fusion360で「挿入」をクリックして「キャンパス」を選択し、表示されたダイアログで「マイコンピュータから開く」を選択し、キャプチャしたシルク画像を選択します。
- 入力した実装画像を入力した3Dモデルに貼り付けます。インポートされたシルク画像を右クリックすることにより表示される「位置合せ」を、行わなくても基板にうまく一致しました。ただし、シルク画像の余白は削除する必要があります。
- コンポーネント「myEsp32-1」として一つにまとめます。基板は「PCB」、MH-ET LIVE MiniKit for ESP32は「MiniKit 」、ブレッドボードは「b-board」とします。
- 作成した基板に実際に部品を実装した画像を次に示します。
右側のピンヘッダの部分は小型のブレッドボードを張り付けるために削除しています。