「Bluefruit LE Snifferを使用したBLEプロトコル解析」で使用した3DモデルをKiCad(Version: 6.0.10)で作成した3Dモデルを、Fusion360(Version:2.0.15050)にインポートします。Fusion360で作成した3Dモデルを次に示します。
Bluefruit LE Snifferの基板情報のインポート
Bluefruit LE Snifferの基板情報はEagleファイルで提供されているので、この情報をKiCadにインポートします。
- Eagleファイルを「Adafruit Bluefruit LE USB Friend and Sniffer」から取得します。
- KiCadのファイルメニューから「KiCad以外のプロジェクトをインポート」→「Eagleプロジェクト」を選択します。
- ダウンロードしたEagleファイルを解凍して、表示されたダイアログから「Adafruit Bluefruit LE USB Friend Rev I.brd」を選択します。作業用フォルダは「Bluefruit LE」を指定します。
- PCBエディタが開いて次のように表示されるので、「Auto-Match Layers」→「OK」ボタンをクリックします。
- 次のようにフットプリントとマッピングできなかったEagleレイヤーの表示されます。
部品実装
KiCadを使って3Dモデルの部品を実装します。
- 表面実装の抵抗をクリックすると次のようにプルダウンメニューが表示されるので、「フットプリントR5」を選択すると、白く表示されます。
- もう一度クリックするとプルダウンメニューが表示されるので、「フットプリントエディターで開く」を選択します。
- 「フットプリントを作成・・・」をクリックします。
- 3Dモデルタブを選択し、フォルダアイコンをクリックします。
- 表示された3Dモデル選択ダイアログから、対応する「R_0805_2012・・・」をダブルクリックして、OKボタンをクリックします。
- プレビューに表面実装部品が表示されるので、OKボタンをクリックします。
- PCBエディタ表示メニューから3Dビューアーを選択します。
- 表示された3Dビューアーに表面実装部品が表示されます。
Fusion360にインポート
KiCadで作成した3Dモデルをエクスポートと部品実装画像を取得し、Fusion360で3Dモデルをインポートし、3Dモデルに部品実装画像を張り付けます。
- KiCadのPCBエディタのファイルメニューから「エクスポート」→「STEP」を選択し、表示されたダイアログでエクスポートボタンをクリックすると、STEP形式で3Dモデルファイルがエクスポートされます。
- 3Dビューアーを表示し、設定メニューの「その他の3Dモデル表示の切り替え」のチェックを外して、部品以外の実装画像を表示させ、画像をキャプチャします。
- Fusion360で「ファイル」をクリックして「開く」を選択し、表示されたダイアログで「マイコンピュータから開く」を選択し、エクスポートしたSTEP形式で3Dモデルファイルを選択します。
- Fusion360で「挿入」をクリックして「キャンパス」を選択し、表示されたダイアログで「マイコンピュータから開く」を選択し、キャプチャした実装画像を選択します。
- 入力した実装画像を入力した3Dモデルに貼り付けます。
– KiCad:Bluefruit LE –
– Fusion360:LE Sniffer –