SensiML Data Capture Labを使ってPSoC 62S2 Wi-Fi BTパイオニアキットにマウントされたIoTセンス拡張キットの慣性センサー「BMX160 」のデータをキャプチャします。「PSoC 62S2 Wi-Fi BTパイオニアキットでSensiML Template Firmware」で作成した「SensiML Template Firmware」を使って学習データを取得します。また、SensiML Data Capture Labのデータキャプチャについては「Data Capture LabによるQuickLogic Featherのセンサデータのキャプチャ」を参照します。

SensiML Data Capture Labの設定

Data Capture Labは、「SensiML Downloads」の「SensiML Data Capture Lab」からダウンロードし、Windows10が動作するパソコンにインストールします。詳細については「Data Capture Lab」を参照して下さい。

  1. Data Capture Labを起動します。次の画面がパソコン上に表示されます。バージョンは「2022.2.0.0」を使用しました。左側のメニューに表示されている「New project」ボタンをクリックます。
  2. 表示されたダイアログでプロジェクト名「SensiMLTest1」を設定すると次の画面が表示されます。中央上の「Switch Modes」をクリックします。
  3. ダイアログが表示されるので、「Capture 」をクリックします。
  4. 次のキャプチャ画面が表示されます。

Sensor Configurationの設定

  1. 画面の中央に表示されている次の「…」をクリックして、「Change Sensor Configuration」を選択します。すでにSensorを登録しているために「Change Sensor Configuration」となっています。
  2. 次の「Sensor Configuration」画面が表示されるので、「Add New Configuration」ボタンをクリックします。
  3. 次の「Select a Device Plugin」画面が表示されるので、「PSoC 6・・・」を選択して、「Next」ボタンをクリックします。
  4. 次の「Plugin Details」画面が表示されるので、「Next」ボタンをクリックします。
  5. 次の「Sensor Properties」画面が表示されるので、「Sample Rate」を「200」にして「Next」ボタンをクリックします。この設定は、PSoC 62S2 Wi-Fi BTパイオニアキットでSensiML TemplateのSample Rateと合わせています
  6. 次の「Save Sensor Configuration」画面が表示されるので、Configurationの名称を設定して、「Save」ボタンをクリックします。
  7. 画面の中央に表示されている次の「…」をクリックして、「Connection Settings」を選択します。
  8. 次の「Connection Settings」画面が表示されるので、「Scan」ボタンをクリックして、PSoC 62S2 Wi-Fi BTパイオニアキットのCOMポートを選択します。

Capture Propertiesの設定

「Project Properties」画面を表示し、「Segment Labels」を選択して、次のように「Stationary」「Horizontal」「 Vertical」を登録します。

  1. 次のように「Edit」メニューから「Project Properties」を選択します。
  2. 「Segment Labels」を選択し、「+」ボタンを使って次のように「Stationary」「Horizontal」「Vertical」を登録します。
  3. 「Metadata 」を選択し、「+」ボタンを使って次のように「Train 」「Test」を登録します。なお「Metadata Type」は「Dropdown」とします。

慣性センサー「BMX160 」からのデータキャプチャ

  1. 次に示す画面中央下の「PSoC 6・・・」の「Connect」ボタンをクリックします。COM8ポートにより接続が完了すると、「Disconnect」ボタンが表示され、慣性センサー「BMX160 」からデータが入力されます。
  2. 次のようにセンサーデータが表示されます。慣性センサー「BMX160 」を動かしながら表示させています。
  3. 画面右上の「FileSettings」を使って、キャプチャしたデータのファイル名が設定できます。Text欄に「test」とするとこのテキストがファイル名に付与されます。
  4. 画面左下の「Start Recording」ボタンを押すとキャプチャが開始し、「Stop Recording and Save」ボタンを押すとキャプチャが終了し、キャプチャデータが保存されます。
  5. 画面左上の「Project Explorer」ボタンをクリックすると保存されたキャプチャデータが次のように表示されます。