4.3インチ中華液晶パネル「ER-TFTV043-4」をeBayで購入しました。Raspberry Pi 3にこの4.3インチ中華液晶パネルをHDMIを用いて接続して表示させます。eBayで購入した4.3インチ中華液晶パネル「ER-TFTV043-4」を次に示します。
Main BoardとTFT LCD Displayをフラットケーブルで接続する「50 pin to 40 pin Adaper Board」を次に示す。
4.3インチ中華液晶パネルの接続
今回eBayから購入した4.3インチ中華液晶パネル「ER-TFTV043-4」の仕様を次に示します。
項目 | 仕様 |
---|---|
Display Format | 480×272 Dots |
Interface | Video(CVBS) VGA HDMI |
IC or Equivalent | HX8257A NV3047 |
Diagonal Size | 4.3” |
Connection | FPC-Connector |
Outline Dimension | 105.4(W)x67.1(H)mm |
Visual Area | 97.90×56.65mm |
Active Area | 0.198(W)x0.198(H)mm |
Dot (Pixel) Size | 0.135(W)x0.135(H)mm |
Display Type | TFT-LCD Color |
Colors | 65K/262K/16.7M |
Power Supply(Typ) | 12V |
Raspberry Pi 3と4.3インチ中華液晶パネルをHDMIケーブルを用いて接続します。4.3インチ中華液晶パネルのHDMIのコネクタ形状は、Raspberry Pi 3と同じ大きさです。
4.3インチ中華液晶パネルの構成
4.3インチ中華液晶パネルは、表示インタフェースコネクタが配置される「Main Board」、液晶パネルの「TFT LCD Display」、液晶パネルを操作する「Keyboard」、Main BoardとTFT LCD Displayをフラットケーブルで接続する「50 pin to 40 pin Adaper Board」で構成されています。上記の写真で、Main Boardは右下、TFT LCD Displayは左上、Keyboardは右上、50 pin to 40 pin Adaper Boardは左下のグリーンの基板になります。電源は12Vのスイッチング電源アダプタ(電極:センター+)を使用します。スイッチング電源アダプタは別売りとなります。
Keyboardによる液晶画面操作
Keyboardにより4.3インチ中華液晶パネルの電源のON/OFF、表示インタフェース(Video、VGA、HDMI)の切り替え、輝度調整等の設定が可能となります。4.3インチ中華液晶パネルを使用するためには、LEDが付いている側のボタンを押して電源をオン(LEDが赤から白になります)にし、逆側にあるボタンでHDMIを選択(選択されている表示インタフェースがTFT LCD Displayに表示されます)する必要があります。
Raspberry Pi 3の設定
通常、設定を特に変更しない限りRaspberry Pi 3は1920x1200ドットで起動します。今回は4.3インチ中華液晶パネルに表示するため、コンフィギュレーションファイル「/boot/config.txt」を変更します。コンフィギュレーションファイル「/boot/config.txt」の変更内容を次に示します。
- hdmi_cvt=480 272 60 3(パラメータの説明は次に示します)
- hdmi_group=2(hdmi_cvtで設定する)
- hdmi_mode=87(hdmi_cvtで設定する)
- hdmi_drive=2(強制的にHDMIに出力)
- hdmi_cvt=<width> <height> <framerate> <aspect> <margins> <interlace> <rb>
-
width:width in pixels
height:height in pixels
framerate:framerate in Hz
aspect:aspect ratio 1=4:3, 2=14:9, 3=16:9, 4=5:4, 5=16:10, 6=15:9
margins:0=margins disabled, 1=margins enabled
interlace:0=progressive, 1=interlaced
rb:0=normal, 1=reduced blanking
上記の設定パラメータに従ってコンフィギュレーションファイル「/boot/config.txt」を編集して再起動すると、次のように480×272ドットの画面が表示されます。