Ubuntu 14.04 LTSにNode.jsバージョン6.2.2 をインストールしました。最初に「apt install」コマンドでNode.jsとnpmをインストールし、普通にaptでインストールできるものは古いバージョンなので、バージョンを確認してアップデートできるnにより、Node.jsの最新バージョンをインストール、npmもアップデートします。

aptコマンドは,単純にこれまでapt-get/apt-cacheと用途に合わせて分かれていたコマンドを,1つにするためのもので、Ubuntu 14.04 LTSにはApt 1.0がインストールされています。

次のコマンドでNode.jsをインストールし、Node.jsのバージョンを確認します。

$ sudo apt install nodejs
$ nodejs -v
v0.10.25

次のコマンドでNode.js のパッケージマネージャである npm をインストールし、npm のバージョンを確認します。

$ sudo apt install npm
$ npm -v
1.3.10

次のコマンドでNode.js のバージョンアップに使用するn をインストールし、nのバージョンを確認します。

$ sudo npm -g install n
$ n –version
2.1.0

n がインストールされたため、Node.js のバージョンアップができるようになりました。必ず、最初にNode.js のバージョンアップを行います。バージョンが更新されない場合は、再起動してください。

利用できるnode.jsのバージョンを次のコマンドで見てみると、全てのバージョンが表示される。

$ nvm ls-remote

Node.js 6 にバージョンアップする場合、次のコマンドを使用します。

$ sudo n stable
$ node -v
v6.2.2

次のコマンドで、NPM をバージョンアップします。

$ sudo npm update npm -g
$ npm -v
3.10.5

サンプルアプリを動かしてみます。次のコマンドにより、ディレクトリを作り、そこに、サンプルアプリ「example.js」を作成します

$ mkdir sample
$ cd sample
$ gedit example.js

【example.js】

var http = require('http');

http.createServer(function (req, res) {
    res.writeHead(200, {'Content-Type': 'text/plain'});
    res.end('Hello World\n');
}).listen(1337, '127.0.0.1');

console.log('Server running at http://127.0.0.1:1337/');

次のコマンドでサンプルアプリを実行します。

$ node example.js

ブラウザから、http://127.0.0.1:1337にアクセスし、Hello Worldが表示されれば成功です!

Node.jsのデーモン化

forever使えば、node.jsスクリプトをデーモン化できます。foreverは起動したnode.jsスクリプトの死活監視を行い、停止した場合は自動的に再起動します。まず、次の手順でforeverをインストールします。

$ sudo npm -g install forever

次の手順でサンプルアプリを起動します。

sudo forever start example.js

サンプルアプリを停止するときは次の手順になります。

sudo forever stop example.js