SpresenseHDR カメラボードには色空間変換回路とJPEGエンコーダのためにFPGAが搭載され、Y/Cb/Crに加え、RGB、JPEG形式の画像を Spresenseに送ることができます。

Spresense HDR カメラボードのISX019とレンズの仕様表

イメージセンサISX019スペック
機能 性能
センサータイプ 1/3.8型 CMOSイメージセンサー
有効画素数 126万画素 1297(H)×969(V)
推奨記録画素数 123万画素 1280(H)×960(V)
測光モード 平均、中央重点、スポット、ヒストグラム
露出補正 ±2EV、 1/3EVステップ
ホワイトバランス設定 Auto、MWBモード、ユーザモード、ワンプッシュモード
露出時間調整 可変
出力画像フォーマット Y/Cb/Cr
HDR カメラモジュールレンズ仕様表
機能 性能
レンズ構成 ガラスレンズ 6枚
IRカットフィルター 415-650nm(可視光透過)
レンズ径 M8 P0.35
有効焦点距離 5.1mm±5%
F値 2.0±5%
画角 垂直画角:31.2°±5%、水平画角:41.8°±5%、対角画角:52.4°±5%
主光線角 <17.5°
歪曲収差 -1.36%
解像度 500本以上
焦点距離 調整可能
焦点範囲 2cm~∞

メインボードとHDR カメラボードの接続方法

HDR カメラボードをご使用の前には付属の遮光シールを下図のIC10を覆うように貼付し、HDR カメラボードのフラットケーブルを下図のようにメインボードのカメラ専用コネクタ(CN5)に奥までしっかりと差し込みます。

カメラスケッチの作成

カメラスケッチは、サンプルスケッチ「camera.ino」を使用します。

「ファイル → スケッチ例 → Spresense用のスケッチ例 Camera → camera」でスケッチ例が表示されない??

→「TomonobuHayakawa/BSEC-Arduino-library」からzipファイルを取得して、Arduino IDEで「ライブラリをインクルード」することにより、 Spresense用のスケッチ例 が表示されるようになりました。

カメラスケッチの実行

カメラスケッチを実行すると、次のようにシリアルモニタにメッセージが表示されます。

SDカードには次のように10ファイルのJPGファイルが作成されます。