Arduino IDE(V2)でRaspberry Pi Pico W のBLEをサンプルスケッチを使って動作させます。

開発環境の構築

Arduino IDEでRaspberry Pi Pico Wの開発環境を構築します。

  1. Arduino IDEを立ち上げて、メニューから「ファイル」→「環境設定」を開き、「追加のボードマネージャのURL」次のデータを設定し、「OK」をクリックします。
  2. https://github.com/earlephilhower/arduino-pico/releases/download/global/package_rp2040_index.json
    

  3. 「ツール」→「ボード」→「ボードマネージャ」をクリックし、「Pico」と入力し、「Raspberry Pi Pico/RP2040」をインストールします。最新版の3.9.3をインストールしました。
  4. 「ツール」→「ボード」で、「Raspberry Pi Pico W」を選択します。
  5. パソコンとRaspberry Pi Pico WをUSBケーブルで接続します。パソコンのデバイスマネージャを開くと、初期時には「RP2 Boot」として自動的に認識されていました。
  6. 書き込みを行うと自働的にシリアルポートは設定されるようです。

  7. 次のようにボードの設定が表示されます。
  8.  Pico WでBluetoothを使う時は必ず「IP/Bluetooth Stack: IPv4+Bluetooth」を設定しておかないとコンパイルエラーになります。

サンプルスケッチによるBLEの動作確認

Raspberry Pi Pico WのBluetoothを使って、サンプルスケッチによるBLEの動作確認をおこないます。
BLEのスケッチは、メニューから[ファイル | →「スケッチ例」→「BTstack」 にある 「LEPeripheral」 を使います。

アプリ「LightBlue」を使って動作を確認します。サンプルスケッチを実行すると、アドバタイズ名「BTstack LE Shield」がアプリ「LightBlue」に表示されます。接続操作を行うと次のように画面が表示されます。

アプリ「LightBlue」を使って、アドバタイズ名「BTstack LE Shield」に接続すると、次のようにシリアルモニタに表示されます。