Spresenseのメインボードと拡張ボードの組み立てから開発環境の構築、Lチカによる動作確認を行います。
メインボードと拡張ボードの組み立て
Spresense 拡張ボードには、メインボードと接続するためのスペーサーが4つ付属しています。Spresense 拡張ボードのスルーホールに差し込み、メインボードのコネクタと拡張ボードを接続します。
太陽光の当たる場所や強い光の下などで使用すると誤動作の原因となるので、Spresense メインボードへ遮光シールを貼付します。
パソコンのUSBシリアルポートとメインボード(拡張ボードではありません)のUSBを USB ケーブルの接続します。ボードが通電すると下図のように青いLEDが点灯します。(Lチカによる動作確認の画像になっています)
メインボードと拡張ボードのピン配置
開発環境の構築
Spresenseのプロゴラム開発はArduinoIDEを使用します。「Spresense Arduino スタートガイド」を参照します。
- メニュー「ファイル」 →「 環境設定」 を選択し、「追加のボードマネージャのURL 」次のURLを設定します。
- メニュ「ツール」 →「ボード」 → 「ボードマネージャ 」を選択します。
- 「Spresense」 を検索して表示されたパッケージを選択してインストールします。
- 次のように設定します。完了すると、ツール → ブートローダーを書き込む を選択します。
- End User License Agreement のダイアログ内にあるライセンス条項を確認すると、ブートローダーが書き込まれます。
https://github.com/sonydevworld/spresense-arduino-compatible/releases/download/generic/package_spresense_index.json
出荷状態ではブートローダーはインストールされていません。初めて使用する際は必ずブートローダーのインストール作業を行います。
・Spresense ボードを メニュー「ツール」 → 「ボード」 → 「Spresense 」の順に選択します。
・メニュー「ツール 」→ 「UploadSpeed」 で、「460800」を選択します。
・メニュー「ツール 」→ 「シリアルポート」 で、Spresense ボードが接続されたCOMポートを選択します。
・メニュー「ツール」 →「書き込み装置」 で「Spresense Firmware Updater」 を選択します。
Lチカによる確認
Lチカによる動作確認は、メインボードに実装される4個のLEDと、拡張ボードに接続したLEDを使用する2つの方法で行います。
- メインボードに実装される4個のLEDによるLチカ
led_test.ino
void setup() { pinMode(LED0, OUTPUT); pinMode(LED1, OUTPUT); pinMode(LED2, OUTPUT); pinMode(LED3, OUTPUT); } void loop() { digitalWrite(LED0, HIGH); delay(100); digitalWrite(LED1, HIGH); delay(100); digitalWrite(LED2, HIGH); delay(100); digitalWrite(LED3, HIGH); delay(1000); digitalWrite(LED0, LOW); delay(100); digitalWrite(LED1, LOW); delay(100); digitalWrite(LED2, LOW); delay(100); digitalWrite(LED3, LOW); delay(1000); }
LEDを、拡張ボードの12番ピンとGNDに接続します。
ledext_test.ino
// the setup function runs once when you press reset or power the board void setup() { // initialize digital pin LED_BUILTIN as an output. pinMode(12, OUTPUT); } // the loop function runs over and over again forever void loop() { digitalWrite(12, HIGH); // turn the LED on (HIGH is the voltage level) delay(1000); // wait for a second digitalWrite(12, LOW); // turn the LED off by making the voltage LOW delay(1000); // wait for a second }