ダイソーの300円スピーカーをRaspberry Pi 3の3.5mmジャックに接続して音楽を再生しました。
ダイソーの300円スピーカー
300円スピーカーの仕様を次に示します。300円スピーカーの電源はUSBから供給できます。
- 出力:3Wx2
- インピーダンス:6Ω
- 周波数帯域:35Hz-20KHz
300円スピーカーの外観を次に示します。
Raspberry Pi 3と300円スピーカーの接続
Raspberry Pi 3と300円スピーカーを次のように接続します。
- 300円スピーカーのUSBをRaspberry Pi 3のUSBに接続
- 300円スピーカーの3.5mmプラグをRaspberry Pi 3の3.5mmジャックに接続
【Raspberry Pi 3の3.5mmジャック】
Raspberry Pi 3の3.5mmジャックは4極ジャック(参考URL :「Raspberry Piのイヤホン・ジャックにパワー・アンプを追加する」)になっているので、今回購入した300円スピーカーと接続できるかが心配でしたが、waveファイルの再生に関しては、問題がありませんできた。ただ、再生以外でスピーカーからノイズが割と出ます。
Raspberry Pi 3の音楽再生のセットアップ
内蔵オーディオ「snd_bcm2835」の優先度が高くなっているか次のコマンドで確認します。
$ cat /proc/asound/modules 0 snd_bcm2835
もしほかのオーディオの優先度が高くなっていれば、「Raspberry Pi 3にUSB DACの接続」に従って設定を変更します。。
Raspberry Pi 3で次の設定により、3.5mmジャックからの出力を有効にします。
- コマンド「sudo raspi-config」を入力
- 「7 Advanced Option」を選択
- 「A4 Audio」を選択
- 次のように「1 Force 3.5mm (‘headphone’) jack」を選択
設定が終了すると端末に次の内容が表示されます。
$ sudo raspi-config numid=3,iface=MIXER,name='PCM Playback Route' ; type=INTEGER,access=rw------,values=1,min=0,max=2,step=0 : values=1
音が小さい場合、コマンド「alsamixer」を入力します。次の画面が表示されるので、キーボードの「↓」キーあるいは「↑」キーを押すと、中央に表示されている長方形の棒が増減して音の大きさが変わります。音量設定を終了する場合は、「ESC」キーを押します。なお、300円スピーカーの背面のボリュームでも音量を調整できます。
waveファイルの音楽再生
次のコマンドでwaveファイルから音楽を再生します。コマンドにはパラメータは必要でなく、waveファイル名だけを指定しました。
$ aplay sample.wav Playing WAVE 'sample.wav' : Signed 16 bit Little Endian, Rate 44100 Hz, Stereo