splitcontainerによるformの作成 でsplitcontainerを使用したwindows画面を作成しました。今回は、C#で、C#で、ToolStripContainerにより、メニュー、ツールボックス、ステータスバーを持ち、SplitContainerにより、ツリー表示とリスト表示の設置windows画面を作成します。画面の作成に当たり、ドキュメントアウトラインの画面ををVisual Studioに表示させて作業を行うと、コンテナな構成が分かりやすく、効率よく作業ができます。ドキュメントアウトラインをVisual Studio画面に表示するには、メニューから、表示→その他のウインドウ→ドキュメントアウトラインを選択します。
今回は、次のようなwindows画面を作成します。中央に表示される二つのTreeViewは、ウィンドウサイズを変更すると、変更操作に従って拡大・縮小されます。その下に表示されるListViewは、縦のサイズを固定として、ウィンドウサイズを変更すると、変更操作に従って縦のサイズは固定され、横のサイズが引き延ばれます。

ToolStripContainerを用いたwindows画面

メニュー、ツールボックス、ステータスバーをFormに設置

次の手順で、メニュー、ツールボックス、ステータスバーをFormに設置します。ToolStripContainerの各Panelへの設置では、ドキュメントアウトライン画面を表示させると、作業が効率よくできます。

  1. ツールボックスからToolStripContainerをFormにドラッグする。
  2. ToolStripContainerのDockプロパティを「Fill」にして、Formに広げる。
  3. ToolStripContainerのTopToolStripPanelにツールボックスからMenuStripをドラッグする。
  4. ToolStripContainerのTopToolStripPanelにツールボックスからToolStripをドラッグする。
  5. ToolStripContainerのBottomToolStripPanelにツールボックスからStatusStripをドラッグする。
  6. MenuStrip、ToolStripのそれぞれのDockプロパティを「Top」にし、StatusStripのDockプロパティを「Bottom」にして、各パネルに広げる。MenuStripは、Locationプロパティを「0,0」にして、ToolStripと上下を入れ替える。
  7. メニュー、ツールボックス、ステータスバーに表示する各データを設定する。

SplitContainerによるツリー表示とリスト表示の設置

splitcontainerによるformの作成 を参考にして、windows画面にツリー表示とリスト表示を作成します。リスト表示画面の表示は、ユーザがサイズを変更できないようにサイズ変更不可とし、縦方向のサイズは変更されないように設定します。

  1. ToolStripContainerのContentPanelにSplitContainerをドラッグする。
  2. 最初のSplitContainer「SplitContainer1」はSplitContainer1を選択して表示された「▸」ををクリックして「上下分割方向」を選択し、次のSplitContainer「SplitContainer2」は、SplitContainer1の上のPanelに設置する。
  3. 上段左右にTreeViewコントロール、下段にListViewコントロールを設置する。
  4. TreeViewとListViewの各Dockプロパティを「Fill」にして、Panelに広げる。
  5. splitContainer1のIsSplitterFixedプロパティをtrueにし、ListViewのサイズ変更ができないようにし、FixedPanelプロパティをPanel2にして上方向に拡大しても、ListViewの縦方向のサイズが変わらないように設定する。

以上の手順で、ToolStripContainerを用いたwindows画面が作成できます。作成したプログラムのVisual StudioのドキュメントアウトラインとFormのデザインを次に示します。

Visual StudioのドキュメントアウトラインとFormのデザイン